「ひぐらし」の駆動力

綿流し編まで読了。「嘘は楽しいが、嘘をつくと追いつめられる」という(わりとふつうの)価値観に基いた心理描写が執拗。そのへんが、読者にこの話を読み続けさせる駆動力になっていると思った。

「斧(鉈)」とか「目」とか、実にどうでもいいのだが…本当に「斧」が怖い?

追記

「前半と後半の落差がこわい」「あの鉈がこわい」「あの目がこわい」みたいな即物的な想像力のまわりに、「ゲームの影響で父殺し」みたいないい加減な想像がつきまとうのではないのか、みたいなことを思いついたが、これはいかにも荒れそうなので思いつきでやめておきたい。