いろいろメモ

a.

亡くなった人とは、会ったことも、まともに言葉を交わしたこともない。にもかかわらず勝手に、「自分がまともになるのを、他人は待ってくれないんだな」…という感想を持った。

b.

付箋を手に年表をこしらえながら日記を読もう。

a2.

ある人が亡くなったということの意味を超えて(それは故人には迷惑だろうけれど)自分が日記の自分に約束をすべきことがあるとするならば、「ちゃんと書け」ということに、なるのだろう。だから、それができるまでは(…略…)しまおうかと、またいつものように、考えたりもした。しかしそれでは意味がない。ちゃんと書けるのは、いつか。たぶん今以外の時間に、それはない。

a3.

死んだ人、書くのをやめた人(日記的に死んだ人)の言葉は残る。そればかりか、その人に向けた自分の言葉も、消えたり閉じたりはしないものだ、ということに気がつく。