関心空間のコンセプトを見直す(コレクション・本棚・ブックマーク)
過去の自分のキーワードを編集すると、それがageられる、というところが本当にすばらしいし、それは個人が使ってこそ意味があると思うのだけど、私が知っている時期、かなり誤解されて使われていたと思う。今でも誤解されつづけているのかも知れない。かくいう私も誤解して使っていた。
あれは、なにかを「語る」ための道具じゃなくて「今日はこれについて調べてみました」という記録を書くための道具だと考えたほうがいい。その記録が完結する義理などなく、気が向いたり考えが変わったときに、またその記録を編集すれば、記録は一番上にageられる。
繰り返し編集されてageられたものが、今の自分にとって重要なのだし、上にageられたものをまとめることで、事後的に、強い意味が生まれるかもしれない。
以前描いた図をそのまま使うと、こんなイメージ。
わけわからんか。まぁいいや。
で、久しぶりに使ってみたのだけど、「コレクション」という機能が追加されていた。
http://www.kanshin.com/collection/ (誰もブクマしてない……カワイソス……)
「コレクション」機能では、複数キーワードへのリンクを持ったノードが作れる。通常のキーワードと同じように、「コレクション」で作ったノードに、文章を書くこともできる。
でも、通常のキーワードからでも、他のキーワードにリンクすることはできる。「キーワード」と「コレクション」に、違いはほとんどないように見える。
なぜ、通常キーワードと「コレクション」が別になっているかというと、運営の都合上、キーワードは具体的な「モノ」である必要があって、純粋な「関心」は、建前上登録しない、という約束になっているから。
(私が使っていた当時、「モノ」を伴わないキーワードは「メタキーワード」などと呼ばれて、ユーザは運営に恐縮しながら立てていたと記憶している)
キーワードから「関心」を分離するために、「コレクション」を設ける必要があったのだ、と推測する。
えーつまり、「関心空間」と言ってるけど、後から出てきた「コレクション」こそ、「モノ」から分離された「関心」の本体だとも、言えるわけだ。
「コレクション」機能は、コレクションが乱立しないために、キーワードを5つ以上収録したものしか公開できない、という縛りはあるけど、全体的に、かなりいい。
特に、「誰の作ったキーワードでも自分のコレクションに含められる」というところが、わかってるなーと思う。
このレイヤの実装が、ほとんどの「Web本棚」や「はてブ」に欠……(以下繰り言につき略)