今日の再生 (グラインドハウス)
別々のDVDで観た。
プラネット・テラー (Planet Terror, DVD)
女の子がきれい。
町山さんのPodcast聞き直して、あぁ…と思ったけど、確かに、マーリー・シェルトンの女医は、ゾンゲリアのきれいな看護婦そのまんま。
不謹慎描写を見ると「オオゥ…」とアメリカ人的リアクションをしてしまう回路が私にもできつつあるが、「オオゥ…」の量は過去最高。陰部ヘルペスの画像とか、本編にまったく関係ないのになんで見せるんだ…。
おもしろいシーンはたくさんある。マイケル・ビーンが出てきて、あぁ、マイケル・ビーン…弱そう…って思うところとか、チョップリフターよろしくヘリのローターで首チョンパするところとか。突然シーンが飛んで「おまえがエル・レイだったのか…」とか。片脚マシンガールになった後のローズ・マッゴーワンは全部かっこいい。テーマ曲も最高に頭が悪い。それから……
しかし、全体的にはなぜかあっさりしてる。ストーリーへの執着が感じられないんだよなぁ…。
DVD特典でついてる、この映画の予告編は、見ていて全部爆笑できる。めちゃくちゃ面白そうなのだ。しかし映画本体がその期待ほど面白いかというと、ちょっと首を捻る。
(同じことが「マチェーテ」に言えそうな気がする)
そこまで考えて、これは要するに、「燃えるシーン」の集合なのであって、その意味では、みんなが金曜ロードショーを見ながら「バルス!」ってtwitterに向かって書き込むことで有名なジブリ映画的なものとして観るべきなのかな、と思った。
映画としてのおもしろさと、記憶に残るシーンの多さは関係ないんだな、ということがわかった。
映画としては印象薄いのだけど、いまだにラピュタを観たことがない私に「えーっ、ラピュタ観てないんですか!」と人が言う程度には、私もこの映画を人におすすめしたい。不謹慎でおもしろいシーンがいっぱいですよ!
他の映画の予告として「バイオハザード」「ミスト」なんかがついてるのだが、この映画を観た後だと、プラネットテラーみたいな映画として見えてくるから不思議。それだけの現実歪ませ力はある。
69点(でも、おすすめ)。