日記

電気館の映画の予定を見ていて、年明けから本数が半分になってないか……? と不安になった(ことしの頭になくなった映画館の跡地に、またパチンコ屋が入るらしく工事をしていて、映画館というのは熊本ではパチンコ好きに滅ぼされるものだと理解している)。

…が、1月は「寅さん」をずっとかけるらしい。お年寄り相手の商売でもかまわないから、続いてほしい。

私もなるだけ感想を書くから、よいこのみんなは映画館で映画を観てほしい。日本のビデオゲームがなんとかハンターやなんとか無双みたいにしょーもない*1のも、郵便ポストが赤いのも、映画経験が少ない受け手をあてこんだ商売の結果なのであり、これは受け手の問題なのだ。

ビデオゲームは自分にはもはやどうでもいいことだし、コロコロコミックの出来不出来に大人がケチをつけるようなものだろうが、受け手の経験の不足で世界が貧しくなっていることを「好みは人それぞれ、押し付けよくない」で隠蔽して考えるのを止める習慣は、この話に限ったことではないと思うから、私は、自分の経験がどれだけくだらなくても似非でも、教養主義的な態度を多少はどこかでとるべきなのである。今年はそういうことにしようと思った一年だった。今かよそれ。まぁ遅いのは仕方ないです。

上の段を要約すると「今年は小島秀夫さんと町山智浩さんのポッドキャストをだいぶ聴いてかぶれたなぁ」でOK。小島秀夫好き、というと意外な顔をされることがある。実際MGSは1作しかやったことなくて、それ以外やったのはスナッチャーポリスノーツだけなんだけど、自分の経験をMGSという穴を使って出力せざるを得ない、という作り手としての縛りのきつさに同情する。その歪さを確かめるためにもう一度プレステ2を買おうとまでは、今のところ思わないが……。

再生

ザ・ロード』を鞄に入れた。

絶賛積ん読中の「シュタインズ・ゲート」も文庫本の形になったりせんのだろうか……気がついたらおじさん、ADVのボタンを押すか音声を聴くかなんかするように受容形態を押し付けてくるのが駄目になっちゃってたんだ。

*1:個人の見解です