最近の再生(「3時10分、決断のとき」、「サイレントヒル」など)
DVD/BDなどで。
イングロリアス・バスターズ
相当面白いな。「1部が面白いだけ」って言われてるけど全然そんなことないじゃないですか。「これは……まずいッ、まずいゾォー」みたいに、心の声をジョジョっぽく重ねて観てると楽しい。
82点。
3時10分、決断のとき
これは泣く……。
どうしようもなくなっていく状況のなかでどんどん毅然さ(ダメさと表裏一体の意地みたいなもんだが)かがやいていくクリスチャン・ベールもいいし、ベン・フォスターの敏腕ナンバー2も映画を締めまくっている。
最後、あの銃をどうしたかで、ベン・ウェイド(ラッセル・クロウ)の評価が違う気がするな。個人として本当に自由になろうと思ったのか、悪党を一人で引き受ける決意をしたのか。口笛で馬を呼んだのだから死ぬ気はないはずだけど……。
88点。
明日に向かって撃て!
このまったり感は西部劇じゃない……音楽バカラックだし(雨に濡れても以外のBGMも小じゃれたものが多いけど、バカラックなのだろうか)。
当時これが必要だったんだろうな、という雰囲気。「小さな恋のメロディ」とかと同じ箱。
76点。
サイレントヒル SHATTERED MEMORIES (PSP)
情調オルガンとして携帯機でSHを持っておくのはいいんじゃないかと思ったのと、「1」の並行ストーリー(retoldみたいなもの?)ということで買ってみた。
「注意 このゲームはあなたを分析します…云々」というタイトル前の断り書きにイヤな予感が……あのね、そういうところでゲームと現実をワヤにしたらいかんのよ(初代では、普通に書かれた断り書きの背景に不気味な画像が使われていて、その断り書きがゲームの中と外をはっきり区切っていた)。「あなたを分析しますよ…フフフ…」とか中学何年生。そんな低年齢層向けのゲームになってたんだっけか。
とはいえ無碍に「安っぽい」と放り出すものでもない。導入の「精神分析を受けて自分の過去を思い出す」などの設定は、語り直しの辻褄あわせ+全体のコントロールコストを下げるための苦肉の策なんだろうな、と思うと、作り手に同情してしまう。
狭い画面で土地勘がわかりづらいというせいもあるけど、自己責任でウロウロ歩き回ってイヤな気分になるという初代の感覚はあんまりないみたいだ。戦闘がないのはよい。