日記
11.18
秋用の上着を見つけたのでそれを着て出かける、くらいには暖かい。
一日の記録をノートに少しまじめにつけてみた。今日の出来事をフックに「そういえばこの話には……」と、すこし前の記憶が呼び出されて、整列される。うーん、なんでこんな簡単なことを今までやっていなかったのか。ランダムアクセスしようとカードに書いてゴミを量産してはやめ、というのを何度も繰り返しているが別に帳面でいいじゃないの……。
こういうことに手応えを感じられるかどうかは、文体に依存することなのも知れない。夢見がち自分磨き女子(というのがいるとして……)の文体で、レビューを書いても、おそらく感想や自分励ましが前に出て、記憶をたぐって整理するところには、行きつけないだろう。もっと言えば、自分観察と整理を若いうちに体得しているのとそうでないのとでは頭の出来にどれほどの……
11.19
昨晩から雨で、明けた朝も空は真っ暗。気温は暖かい。
冗談半分でも理想を掲げていれば、相容れないところのある人とでもその理想のために少し頑張ろう、と思えるし、価値観にコミットしてくれているということそのものへの信頼は損なわれないので、続けていくことができるのかも知れない。