北村薫の本を寝転がって読んでいたら、珍しく足もとにメルカトルが寄ってきてパタパタと尻尾を動かした。 「本を読みながら声を上げる癖はやめないとみっともないぞ」 「…たまに自分から何か言うと思ったら憎まれ口か。ほっとけ、犬にはわからん」 「文章の…
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