まるまる抜けてた
パラノイア創造史 (ちくま文庫) をどこからか引っ張り出して風呂でうとうとしながら読んでいたが、パラパラめくると似たような図版が出てくる。なんだこれ、と思ってよく見ると、真ん中の32ページ分(折丁ひとつぶん)まるまる重複していた。こういうのは初めて見た。
ベストセラー本ゲーム化会議 「電車男」
いまさら、ですが(読んでる僕が)…米光さんの「これ、一種TRPG(テーブルトークRPG)みたいじゃない。電車男というマスターが物語を説明して、スレの住人というプレイヤーがフォローしていくっていう図式になってるから。
」という指摘が面白かった。
最初に「電車男」のログを読んで思いついたのは、昔たしか万博のパビリオンか何かであった、「オーディエンスの多数決によってストーリーの分岐を決めるアトラクション」のことだった。正直、そんな数百分の一の意志決定権しか与えられないもののどこが楽しいんじゃ、とか思っていたが、2chだと、多数決よりはもうちょっと主体的に介入できるような感じなのだろう。それが斬新なのかもしれない。
オープンな議論の場は一応あるけどそこに適切な書法で適切なことを書くとそっち方向に場が誘導されるみたいなゲーム性。(あぁ、「人狼」ですなこりゃ)
2chではたぶん似たような構造の話はたくさんあるんだろう(だからまぁ、表面的な純愛云々というのは、あんまり興味ない)。電車男のアンチとしての、女の子にイタいメールを送ったリアクションを実況しつづけるスレとか…あと知ってるものだと「かなりやばい集落見つけました」とか。あれが失敗して「電車男」が成功したのは何故だろう? それこそが愛と友情ってやつなのかもしれない。…うそです…あんまり思ってません…
洋楽神経をくすぐられる
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