小説以外のメディアでのミステリを紹介したムック

小説以外のメディアでのミステリを紹介したムック、というのを書店で見かけたので手にとってみた。「映画」「ドラマ」「漫画」「ゲーム」などに分かれて代表作が紹介されている。タイトルやISBNは失念。

まぁでも、持ち運びできて安い、という意味では小説(文庫本)という形態が一番いいかなぁ。映像やゲームでは、「ええええーー!」と驚いて笑いながら前を読み返したりできないし…。

荒木飛呂彦福本伸行がミステリ漫画の傍系として挙げられていて、それは確かにそうなのだけど、自分は、閉環境でのロジック勝負、よりも、その先にあるヘラヘラ笑ってしまう瞬間に本格マインドを感じるなぁ。ジョジョで言えばあの屈折した台詞回しだし、カイジだと「…パーも買い占めようッ…」という名台詞。

それはそうと「ゲーム」カテゴリに「YAKATA」*1が入ってないのはやっぱなかったことにしたいんでしょうか。麻耶雄嵩を読んでいる今こそ、あれを遊ぶと楽しめるかも知れない、なんてちょっと思いました。ほんのちょっとだけ。

YAKATA

YAKATA

「この商品に興味がある人は、こんな商品にも興味をもっています」→『暗黒館の殺人』…確かにいちどこのゲームをやって暗黒館を読むというのは正しいかも。あ、ゲーム性は、ユーズド価格くらいの価値だと思います。

名盤の旅

Moon Beams

Moon Beams

まだよくわかんない。こういうのって何回も聞いて覚えないと楽しめないものなのかな。というか基本的に音楽全般に対する感受性が鈍いんだ思う。「衝撃の」とか、あんまり思ったことがないし…。

Screamadelica

Screamadelica

んー、聞いててたしかにクラクラするし、以前より意味はわかるんだけど(以前はダレた声でピコピコやってるだけにしか聞こえなかった)、そんな激賞ってほどでもないような。このよさは、飛び道具的な音の使い方にあるんじゃないのかなぁ…。

重要なのは

日記を書く中で何人もの先人がいまのわたしと同じような空疎な感じを覚えたかもしれない、ということであり、そのような観点に立てばわたしのかんがえなど、畢竟すでに誰かが書いたことと重複しており、記事単位で分割されて便利にクリップされる、情報満載の、ブログ、には、ふさわしくない、チラシの裏にでも書くべきもの、ということなのだが、もっと重要なのは、書いているのはわたしだ、ということだ…。

この、読むわたしと書くわたしと書かれたわたしの分離、といったことを、ふつうになしている人もいるし、そうでない人もいる。

んーつまり、ソーシャルブックマークが日記書きに与える影響について、いろいろ書きたいが、いろいろと言っても「日記的にはなんかやだなぁ」ということなのであってたいした結論ではありません。