反省その1

行為と結果の間の時間の長短を基準にして、何か言えると思って、軽い気持ちで書きましたが、「結果までの時間が短いのにやましさを感じない」反証は、ゲーム以外にいくらでも出てくるだろうし、それで何かを結論するのは短絡的だとは思います。

ただし、「テレビゲーム」=「行為と結果の間の時間が短い」という前提に対して、「全てのテレビゲームがそうではない」という反論はちょっと待って欲しい。ぼくが考えていた「短さ」というのは、「ジャンプして敵を踏む」「8方向移動で弾をよける」ようなことではないです。つまり特定のアクションゲームをテレビゲーム一般のことのように言っているつもりはありません。画面に向かってボタンを押して操作する、という行為そのもののことを想定しています。

もちろん


辞書的な意味でのテレビゲームの本質は、テレビ画面上で展開すること以上のものはないと思ふ。テレビゲームの楽しさ を、ボタンを押すと光つて音が出る類の幼児用知育玩具の楽しさと同レベルに押し込めるのには、異を唱へたい。

でおっしゃられている通り、「ADV・SLGで操作するのが快感なのか」「それならお前はパソコンを操作するのが疚しいのか」みたいな反論はすぐ出るので、この前提は短絡的だというのはわかります。それでも、操作することそのものに何かがあるという、気はします。