関心空間のキーワードシステム私史

…ああ。今書いたことはさすがに恥ずかしかった。

なぜこのような事をわざわざ書いたのかというと、そういう恥ずかしい動機づけなしには、キーワードは増えていかない、と思っているからだ。

キーワードの情報が大事なのではなく、キーワードを書いている私を、見て欲しいのだ。

さてここに、「辞書的なモノの説明」を書き並べて、第三者に情報サービスのように使って貰うようなサイトを期待して、関心空間を使い始める人がいて、そういう人から、質問がよく出るのである。

  • A)同じキーワードが複数の人によって登録されていますが、いいんですか?
  • B)買えないモノ、行けない場所がキーワードとして登録されているのは規約違反じゃないんですか?

とくに、Bに注意。たしかに、建前上は、規約から外れているのだが、それを運営者が積極的に否定していないことを重視したい。ここでは、諧謔や自己顕示は、一種の健全さの顕れなのであって、真っ正面から否定されるものではない。

ユーザーの自己顕示があることで、情報にノイズが乗るデメリットと、自己顕示が完全に否定されることによって、つまらないことしか書かないユーザーしか残らなくなるデメリットは、どちらが大きいか、と考えると、ぼくは、後の方じゃないんですか、と言いたくなるのだった。

ここまでは、ぼくが「はてな」を始める前に考えていたことで、今は少し考えが変わっているのだけど、とりあえずここまで。