ケープからカイロへ

http://ejf.cside.ne.jp/review/fromcapetocairo.html

Adlung社のカードゲーム。目的地まで線路を敷設し、列車を進める競争をする。

まず、持ち金を使って、場に出た鉄道のルートを競る。ルートには地形(草原や川や山)があり、必要な資材コストが違う。資材は、ルートカードに書かれている資材マークによって調達する。資材が建設に足りると、経路カードを1枚裏返して、列車が一つ前に進む。8マス列車を前進させた人が勝利。

いつまでも線路を建設できずに、前に未建設のルートが溜まっていくと、その分、総資材量が増えるので、建設はたやすくなる。つまり基本的には、出遅れている人にも救済策があるシステム。

とはいえ、足りない資材は、山札からのめくりで調達するので、引き運に左右されるし、自分の前のプレイヤーが安いコストのルートを選んでいたりすると、全て自分の前で線路が完成し、場の資材がクリアされるので、いつまでも資材が廻ってこない。

頑張って安いルートを競り落とせばよいだけかというと、必ずしもそうではなく、建設したルートには「報酬」というのが全て設定されていて、これによって、持ち金が戻ってくるのだ。勿論、難易度の高いルートに、高報酬が設定されている。この報酬を見越したバランス計算が要か。

見た目ほのぼのとしているのに、競り的な資源管理要素が多めに入っているのはユニークだと思いました。

あと箱が小さいのもよろしい。