ローゼンケーニッヒ
http://ejf.cside.ne.jp/review/rosenkonig.html
薔薇戦争をモチーフにした二人用ゲーム。コンポーネントが洒落ていてたいへんいいと思うが、ゲームしている間はあまり鑑賞している余裕なし。
目の前に、移動方向とマス数の書かれた5枚のカードが配られ、基本的に、それを消費して、ポインタを動かし、動かした先を自分の陣地にするだけ。既にどちらかの陣地になっているところには移動できないが、特例として相手の陣地を自陣にひっくり返すことのできる「騎士」を4回まで使うことができる。
自分の移動によって、相手の移動が活きてきたりすることに注意しながら動かす(お互いにカードは公開)。選択肢は最大5しかないが、序盤はどこにでも動かせるので、かえって悩む。
完全に情報公開ではない。表になっているカードから、がんばれば最善手は判断できそうだが、相手が次に手持ちの「騎士」を使うか使わないかという意志決定の部分があって、そこは情報としては「わからない」ので、ガチのアブストラクトゲーム*1とはちょっと違う趣になっていると思う。(=序盤で騎士を切らしてしまうと、その意志決定を行使できなくなるので、不利だと思う)
カードが、8方向*1〜3マス移動=全てユニークな24枚しかないので、カウンティングも重要かも。特に、両者の手札が不均衡な状態になって、どちらかが次引かざるを得ないというときが、考え所かも知れない。
*1:運の要素のない完全情報公開ゲーム、という意味で使ってます