クイズ・オンリーワン(仮)
忘れないうちに書いておきます。phiveさん(と呼ぶことにしますよ通り名なので)考案のクイズゲーム。面白いと思うのでやってみてください。
(JAGAのクイズメーカーなどを下敷きにしています。)
概要
クイズの正解を答えて、その得点を競うだけでなく、場の解答の傾向を推測して得点するゲームです。また、出題することによっても大きな得点が得られます。出題者は、解答の傾向を推理されにくい「微妙な」問題を出すことで、得点します。
準備
- 面子: 5 - 7人
- 記入用紙 2枚/人 (A:解答提出用 B:解答者予測用)
- A:解答提出用の用紙は、提出/返却を繰り返すので、自分の名前を用紙隅に書いてください。
- B:解答者予測用の用紙は、自分が書くだけです。
- ペン 人数分
ルール
このゲームは持ち回りで親(出題者)を担当します。出題者になった人以外の残り全員が、解答者になります。全員が出題を終えた時点で1セット終了です。つづけて遊ぶ場合は複数セット行ってください。
このゲームの得点源は以下の3つです。
- 1.解答者として、親の出すクイズに正解すること
- 2.場の解答の傾向(誰が正解か、誰が間違いか)をただしく予想すること。
- 3.親になって、解答傾向の予測されにくい「微妙」な問題を出すこと。
1)出題フェイズ
- 出題者(親)が問題を出します。
- 親以外のプレイヤー(子)が、その問題に対する解答を、解答用紙(A)に記入し、親にしか見えないようにして、親に提出します。
- ここではまだ、正解・正解者は明らかにされません。
2)チェック
- 親は、全員の提出した解答を見ます。
- このとき、正解者/不正解者の数によっては、そのままラウンド終了する場合があります。
- 全員が正解/全員が不正解の場合、それは「あからさま」な問題であった、ということです。
- 親以外の全員に1ポイントが入ります(問題不成立。親の負けです)。
- 問題は不成立ですので、解答用紙を返却して、このラウンドは終了です。
- 正解者/不正解者がともにいる場合、次の 3) 予想フェイズに移ります。
- ただし、解答者が偶数の場合(たとえば、7人で遊ぶ場合は、親が1人、解答者6人です)、完全に正解と不正解が同数、という場合がおこりえます。
- この場合も、誰が正解か不正解かの予想が難しくなる、という理由*1で、予想フェイズには進まず、このラウンド終了です。
- この場合は、親に1ポイント、正解者の子に1ポイント入ります。
- 全員が正解/全員が不正解の場合、それは「あからさま」な問題であった、ということです。
3)予想フェイズ
- 親は、解答の中で「正解」「不正解」関係なく、「少数派」の数だけを、告げます。
- たとえば、「5人中2人正解がいる」場合、「5人中2人間違いがいる」場合、同じように「2人です」と、言います。
- 子は、「その数の中に含まれているのが誰なのか」「その人が正解しているのか不正解なのか」を、手元の予想用紙(B)に1人、記入します。
- 正解or不正解が「2人です」と言われた場合でも、手元に書くのは、1人だけで構いません。
- たとえば、「山田 ○」「鈴木 ×」…などと書くわけです。
- 子は、順に、「誰が正解だと思うのか」あるいは、「誰が不正解だと思うのか」を、発表していきます。
- これは、親が順に指名してもかまいません。解答者の迷いやパーソナリティが出るところですので、楽しくなるように指名すればいいでしょう。
- 子は、自分の手元に書いたとおり「山田くんが○だと思う」「鈴木さんが×だと思う」と言います。
4)正解発表・得点
- 親が解答を発表します。
- 「まず、不正解の人に解答用紙を返却しまーす」などのやりかたで演出を加えると、盛り上がるでしょう。子の予想の中に何らかの争点が生まれている場合は、その争点を最後に回したり……そのあたりは臨機応変で。
- クイズの得点計算をします。
- クイズに正解した子は、+1点。
- 予想の得点計算をします。
- 正しく、親の告げた「少数派」が誰かを当てた子は、+1点。
- 親の得点計算をします。
- 子の予想が外れるたびに、1点を得ます。
- たとえば、「1人です」という親の情報に対して、解答者5人全員が「山田さんが○」という予想をしていたとします。しかし、実際には「鈴木さんが○」でした。この場合、親は5点を得ます。つまり、それだけ出題が巧みであった、ということです(この場合は、山田さん・鈴木さん本人たちですら、自分の正解不正解を間違えたのです)。
- 以上の得点をつけて(Bの予測用紙に書いていけばいいでしょう)、次のラウンドに進みます。
どこが面白いのか?
以下、つづく。
*1:このあたりはもうすこし考えたほうがいいかも