台風一過

ゆうべの熊本は、午前中会社にいる間に強い風が吹いて雨が降ったぎりで、夕方には傘なしであるけるくらいになっていたので、台風という実感無く寝たのだが、起きて朝のニュースを見ると、四国近畿ではたいへんなことになっていて少し驚く。家を建て替える前、母親は台風が来るたび戦々恐々としていたが、こうやって一夜で生活の基盤が奪われてしまうというのはたしかに恐ろしいことだろう。台風には限らないけど。恐ろしいというのは、生命が脅かされる、あるいは、財産を失う、ということもあるかもしれないけれど、一夜のうちに非日常的な事態に直面させられて、そこからそのまま着地できないまま宙ぶらりんになってしまうということへの不安もあるのではないかと思った。