斜め読みの効用

夕食を作る気力もなかったのでドトールですませた。僕の、ドトールに座っている時間、マイナス、食べている時間、イコール、読書タイムということになるが、いつもだらだらしてたいして捗らないまま時間切れになってしまうので、昨日はなるだけ速く目を通すことを心がけた。

「そこに書いてあったことがなんとなくわかる」程度のスピードで読むと、自分の速度では文庫本で6〜7page/minくらいのようだ。これでもかなり遅いような…
速く読むと理解度が低いので「味読」派な人からは敬遠されるのだが、利点もある。

  • その本がいい本かどうかはわからないので、さっさと最後まで読んで大意をくんだほうがよい
  • ゆっくり読んでいると気が散って積ん読になる
  • 思ったより、意味はわかる(3行ごとに目を動かすような読み方でも、なんとなく理解はできる)
  • 本を読んだぶんだけ自分が賢くなるという幻想を捨てられる
  • ゆっくり読んでも、はたしてどれだけ理解しているかは判らない

最後のほうは土屋賢二みたいだが、自分にとっては真実かも知れない。あとSFとかミステリはゆっくり読むと思う。嗜好品なので。(イーガンを読み進んでいない言い訳ではない)