アルファベット・パズラーズ , 大山誠一郎
- 作者: 大山誠一郎
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2004/10/28
- メディア: 単行本
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わははは。ラスト『Yの誘拐』がキまってる。どうキまってるかというと、モース警部的にキまってる、ということですが。こじつけ万歳。確度10%の推論、20%の推論を出した後40%のを見せたら誰だって「うぉー」とか思うわけで、それは「謎の提示と解決」みたいなスキームで読んでる人には腹立たしい一冊かも知れません。
ラストの章の書き出しで「わ、やばいやばい、現実が割れる」とか思ってどきどきできるので、それはそれでいいです僕は。
あと、かなり真面目に『ワイの誘拐』という落ち…
- 関西なまりの犯人が残した一言『Yという奴が偽物』のYとは誰か、が一つの謎になっているが
- 『Yという奴が偽物』というのは資料にそう残されていただけであって
- 本当は『Yが偽物なんや』と発言していた、とか、そういう…
…を考えながら読みましたが、違ってたのでよかったです。