はてなの意向に沿った提案をする人が生き残るシステム

はてな公聴会第2回

提案にポイント*1が必要というシステムが笑える。ゲーマー的にはプッシュしていきたい!

骨子は、

  • ポイントを消費して提案要望する
  • その要望が実装されるとポイントが返却される(増えてくる?)
  • 要望に「のっかり」で自分のポイントを乗せる(ベットする)ことができる
  • これも、実装された場合にはポイントが返却される。

つまりこれはガンパレの発言力。

想像:

  • はてな的」な実装に賛成を繰り返した人には発言力が増えていく=結果的にポイントで<重鎮度>みたいなのが見えるようになる
  • つまらない提案をする人を縛っていける(まぁこれは、いかようにも方法がある気がするので縛りとして機能するかどうかは不明)
  • 何でもいいけど何かの数に還元してしまえば、「みんな不満を持っています!」「もっと競争原理を!」とかコメントをhatenadiary日記に書いて、扇動的な提案をする声のでかい人が目立たなくなるので、(僕の)精神衛生上よろしい。

懸念:

  • ポイントシステムに噛んでいかないと発言力が取れない
  • 「ポイントすくねぇ分際で黙ってろ」と発言を牽制する、人間的な動きが発生する
  • ポイントシステムに噛んでいかないと日記で偉そうなことが言えなくなる(僕とか特にその危険性がある)
  • 逆にポイントが無駄に多い人にもいろいろ人間的な感情の動きが
  • ゲームが自己目的化する(人力検索でさえあんな感じなのに、もっとデロデロになることは想像に難くない。まぁ常にはてな側が仕切に回るからそのへんは楽観視している、ということか)

まぁでも、なんでもかんでも日記上で議論して合意が出るまでガチでやりあう、というのは、ちょっとユーザーも疲れてくると思うので、これくらいのシステムなら僕はわりかし賛成です。他に何の特典もないのだし、ポイントに汲々とする、パラノイアックなユーザーは出にくいだろう、という楽観的な予想。

追記 1

勢いで書いたのでちょっとふざけすぎな感じがしますが、上はとりあえずの印象。皮肉っぽい書き方になってるところはあまり真面目にその効果を期待してません。<重鎮度>とかも冗談です一応…。そういうのが見えにくいようなデザイン(発言力に上限を持たせるとか)は必須かも知れません。

ちょっと真面目に書くと

  • 要望が登録制になって可視化されると、今までよりすごく楽になる(今までは要望周辺で無償で作業していた方とかいるわけで)
  • でも、登録制にすると、登録したものは一応全部検討の俎上にあがることになる
  • 要望を誰が登録するのか? ユーザが任意に? 運営者が? ユーザーが完全自由に任意に登録できると収拾がつかなくなる(日記で勝手に言っているぶんにはいいが)
  • 登録をユーザに任せるかわりに、その登録に限度を持たせるようにしよう

という流れでの独自ポイント制なんでしょう。「ベット」というのは(僕がふざけてかきたくなる程度に)ちょっとふざけていると思いますが、そうでもしないと、消費したポイントが戻ってこない、ということでもあります(だから、消費ポイントを戻して回していける別の仕組みがあれば、そっちのほうが健全かも知れない)。

追記 2

あと「はてなの意向に沿った提案をする人が生き残るシステム」というエントリタイトルもイヤな感じですが、これは事実だから仕方がない、というか…「提案するのはユーザの自由だけど選択権は運営者にありますよ」「意見は尊重しますけど数では動かないかも知れませんよ」みたいなことを、システム的にはっきりさせてもいいんじゃないかと思います。

あぁ別に、アイデアポイントがたくさんある人の意見が重用されるということではなく。

*1:はてなポイントではない、別種の「アイデアポイント」。以下の「ポイント」はすべてこのアイデアポイントを指す