熊本のパルコ前には

直径1mくらいの石のボールが水圧でちょっとだけ押し上げられているという、グラニットボールというオブジェがあって、1Fのスターバックスに腰掛けて見ていると、いろいろな人がその浮いたオブジェをゴロゴロと手で押して回していく。ずいぶん昔からあるから、これが転げ落ちて人が怪我をしたとか、日曜の深夜にペリカン便の格好をした人が玉を取り替えているのを見てしまうと、赤色のペリカンのトランクに積まれて連れて行かれるとか、そういう都市伝説があってもよさそうだが聞いたことすらない。逆にそういう話がないことが不気味だ。
今日夜、酔っぱらったおじさんが、玉の正面に立って、すごい勢いで両手で玉を転がしているのを見た。何か電気でも起こすみたいな勢いで、ゴロゴロゴロと回しつづける。反射の具合かちょっと玉が光っているように見えた。ぼんやりしていたから判らないが、酔っぱらいが玉を転がすごとに、視野の隅で、どこかのビルからどこかのビルに向かって大きな吊り橋がかかって、秘密の通路が開くような気がした。気がしただけなので帰ってメトロイドをやろうと思った。

メトロイドプライム

はてなダイアリークラブ:ゲーム脳の恐怖」への投稿内容だったかもしれない。

あと「2」ではないです。