恋愛市場におけるオタク銘柄の変動
アルテイシアさんの本とかがむかつく人は「ハイ・フィデリティ」を観たらいいと思った。
こんな結末は電車男以上にありえない(言語化すると凡庸すぎるという意味で、ありえない)。ないけど信じてるんだ。「僕はこれ好き。君は好き?」っていうだけの、無邪気な関係が結べることを。
- 出版社/メーカー: ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
- 発売日: 2005/06/08
- メディア: DVD
- この商品を含むブログ (41件) を見る
付記
あまりに意味不明なので自分の解釈を書いておくと、この映画は「中途半端なオタク男が、自分のプライドの城の中に閉じこもっているうちにいろんな女性をほんとうに愛することを見送ってきたが、前の彼女とヨリを戻すのをきっかけに、自分と世間との折り合いの付け方を学んで、いい塩梅におさまる」…という、アルテイシアさん的、新婦の友人トーク的には「アイツもちょっとはものがわかるようになった」=「女性原理(?)と折り合いをつけるようになった」というオタクにとっては生ぬるい死刑宣告としか言うほかない話。
…を、最後のシーンが、ちょっと救いのあるものにしている。店員のジャック・ブラックが自分のバンドで曲を披露するのだが…
最後歌われる曲の、歌詞の一部をオタクの願いっぽく訳すると、こういう感じ。
「…君はどんな? 僕と同じかな、だったら、うん、いいよね…うん…」