ひるがえって、blogがフローでwikiがストックである件

日々日記につぶやいたことを、あるとき思い立ってそうだwikiにまとめよう、まとめて読者の方に有益な洗練された情報にしよう…とはおれはあんまり思わないんだけど、そういう公共性を傍らに置いたあと、自分の精神衛生面からみても、blog/wikiが接続しているということは重要なのだった。

たとえばおれはボードゲーム話やゲーム脳話について、同じ事を何度も書いて、そしていっこうに懲りない。「この間書いたような気もするけど…」なんていって、言い回しがちょっと違うだけで似たようなことを、何度も書いてしまう。

そもそも、人が何か言ってると、自分も何か言いたくなるという、しょうもない性癖をどうにかするべきなんだろうけど…。

自分の手元に、過去に流れていくblogしかないと、何か話題が盛り上がっているとき、「あっあっそれね…前も書いたけどね…この話はおれも噛めるからね…」と、自己顕示欲に圧されて日記の編集画面を開いてしまう。

そういうとき、それはあそこに書いてある、という自分のストックがきちんとあると、いちいち反応しなくて済む。そういう意味で個人のblogからwikiを使うことには利点がある。…くだらないだろうか…? まぁいいじゃないですか…。

普通の人には難しい

ただ、満足いく形に、ひとさまに見せられる集積をつくるのは、普通の人にはなかなかできることではないんじゃないかと思うわけです。blogで書いたことがまとまったらwikiに転載すればいいじゃない、とか、わりと簡単に言う人いるけど、それくらい自律的に行動できるなら、最初から1エントリが充実してるっていうか。

おれみたいに、すぐふらふらと興味の対象がうつりかわってしまうようなタイプの人間は、日記の記述を積み重ねるということはしても、それを満足のいくかたちに後でまとめるという労力は、払いたがらないんです。

wiki first

ということで、wikiから書き始めて、その外とのインターフェイスとしてblogというものがあってもいいんじゃないか、という発想になる。

blogがフローでwikiはストック、という見方にそれほど異論はないんだけども、その順番を変えてみませんか、という、人気エントリ的な発想。

これについては以前書いたはず…あー…また同じ事を書いてしまったじゃないか…