購入

読み始めて、山口雅也はあの山口雅也だった、ということを思い出した(知っていて買ったのだが)。『キッド・ピストルの妄想』『生ける屍の死』の山口雅也、という意味だ。その二冊(あれ、三冊だったかな)しか読んでないけど…。この人の、着想を小説で展開する技術はかなり優秀*1だと思っていたので、『奇遇』も、偶然をテーマにした単なるバカミスのつもりで買って読み始めて、そうだった、山口雅也だからひょっとしてものすごいガチだったかも…と思い直した。
ちなみにこの本を読み始めたのが6/9*2であるということも何か偶然とは言い難いものが…

*1:…というのは、ロキノン語だな

*2:表紙に69って書いてある