酔えなくなるのは不幸なことばかりではない、という

えーとなんかいろいろ申し訳ないですというか。ちなみに読んでいたのはGOSICK(2)。読めないなりにぼちぼち読んでますが、面白いとかそういうのはまだわからなくて、シリーズの話の転がし方に興味があります。

さて。昨日今日と書きながら勝手に「ステージ1」「ステージ2」と書いてたことだけど、これをお酒に喩えるなら

  • ステージ1:いろんな酒に出会えてうれしい、酔えるし、という時期(酒呑み)
  • ステージ2:たいていのものに耐性がついて酔わなくなってしまったが、自分の中に酒かくあるべしという信念が生まれてそれが大事になってくる時期(メタ酒呑み?)

という感じでしょうか。ポイントは「酔えなくなる」というのは、悪いだけじゃなくて、経験がついて別の楽しみ方も出てきますよというところ。

ステージ1が時間と共に枯れていく(耐性がついていく)ことは避けられない。そこから先は、惰性とか業とか老害とか呼んで自嘲したりする。

でも、惰性の世界でも、ステージ2という価値があって、そこでもいいことがあるからやってるんだよと思ってみたい。

酔えなくても、それをネタに「オレの呑みたい酒はこういうのじゃなくてだな…」と言えるのなら、それは、その酔えない酒が自分の内なる価値をかすめて行ったんだから、ちょっとは豊かになったんじゃないでしょうか、ということです。

参考文献

SF大将 (ハヤカワ文庫 JA (700))

SF大将 (ハヤカワ文庫 JA (700))

の最後。