一般の人に広めることが普及の本筋じゃないの? というコメントをいただいたのでお返事した

id:nomura-osakaさんからコメントいただきました。

最初の動機として、簡単に「一般への知名度」とか「マーケティング」とかいう人の立っている場所が、よくわからなかったというのがあります。「知名度」「マーケティング」という人が、どうやってその言葉を、自分のプレイの実感に繋いでるのか、知りたいです。自分のプレイの現場に、どういう人が来れば、その「一般への知名度」とやらが上がるのか。あるいは、知名度が上がってるんだなと実感できるのか。

自分たちが囲んでいる「プエルトリコ」や「ケイラス」の卓とは、全く別のところで、「メーカーが長期的なPR・販売戦略を展開して、それによっておもちゃ屋に並んだボードゲームが売れる」という想像は、私にはかなり無理があります。

一般へのPRは重要なことだと思います。特に、子供向けのゲームにはいいものが沢山ありますので、小さいお子さんがいるお家の方にも、こういう楽しみがあることを知って欲しいと思う。でも、それだけですか、と思います。

私が今一番楽しいのは、「ケイラス」のような超絶面妖なルールのゲームを、同じ卓の人と手探りをするように面白さやツボを確かめているとき、またそういうゲームのインストをしているときです。それは否定できないこと。

ならば、自分が感じている楽しさの実感を、素養が近い人、同じような濃い人に向けて、その人にわかる言葉で説明してもいいでしょう。「一般向けに頑張ってPRすれば興味を持った人は買うようになる」というのは、そのあたりの可能性を、隠蔽する発想ではないかと思います。