「ボドゲとは山のようなものであり…」

趣味話。

こういうのは方便のバリエーションなので、その喩えが本当か嘘かというのは意味がない。もっともらしければOKだと思う。

「あらゆるものの90%はクズである」という方便を使われたら「僕が愛する**という世界は山のようなものでその頂上からの眺めは90%のクズの上に立ってこそ…」…と、言い返せるな、という程度のこと。方便には方便で、という洗脳合戦においてストックが増えたと考えるのがいいんじゃなかろうか。

少なくとも「スタージョンはその90%を愛してるって言ったんだぞ!」と返すよりは、必死さを悟られづらい。

良作だろうがゴミだろうが、薦めたものをやった人が「いい」と思ってくれるかどうかは最終的には各論だし、もっと身も蓋もない言い方をすると、巡り合わせだと思う。

「90%はクズ」「クズの90%がなくては意味がない」のどちらに与するか、という問題ではなく、それらがうだうだ言い合っているのが健康的だろう。片方に傾きかけたら、もう片方を補強する方便を投入してバランスをとる。

…ところで、話の流れは悪いけど、来週月曜日は「サン・ジョルディの日」なのでした。