読了:イニシエーション・ラブ

わはは。この爽快感のなさはすごい…いい意味でですけども。こういう、どこにも行き着かないトリックのためのトリックを読むと、あぁ日本人でよかったなぁ(「空耳アワー」を見てニヤニヤできるのと同じ意味で)って思います。

まぁ間違っても、びっくり仰天とかじゃない。確かに、マニアが釣れるようなレッドヘリング*1があからさまに冒頭に仕掛けてあるから、そっち見てしまうけど…真相がわかったからって、へぇ…という…。

緻密に組み立てられた***トリック(二文字ではなく三文字)を検証するために、確かに再読してみたくなるけど、「で、そんなもん確かめてどーすんの? 今度な今度」という気分になる。

ネタの緻密さよりも「立ってるものは親でも使う」本格の不愉快な感じのほうが勝ってるので、まじめな人にはおすすめできない…二段オチで嫌な気分になると思う。

追記

感想を見て回ってたらけっこう面白いことが…そうだよな、頭おかしいよな…。もう一回流して読む。

イニシエーション・ラブ (文春文庫)

イニシエーション・ラブ (文春文庫)

追記2

「便秘してた」がひどかったので、もっと酷い書き方があるかと眺めていたが、それ以上のものは見つけられなかった。

追記3

あぁそっか。これは作中に出てくるあの本へのオマージュでもあるわけですよね。

*1:ヘリンボーンとよく間違える。今もそう書いていたので直した