盗用はどこまで「許される」「べき」か

ボードゲームのルールの「アイデア」には著作権が適用されない、という、先週からの話。

標題のような問題の立て方をすると、法的なレイヤの話と、「私は許さない」の話がごっちゃになりがち。ごっちゃというか、「許される」「べき」という言葉を使ってる人は後者なんだろう。

法的にはシロだが業界的には問題、と感じられることは確かにあって、そのあたりがはっきりしていないから、界隈にいる人同士で「これはアリだけどこれはナシ」という感覚をすりあわせたいというのは、わかる気がする。

でも、「これはナシだよね」「これはアリかも」をいくら積み重ねても、発言者の脳内で不文律がすりあわされるだけ。その場で発言していない読んでるだけの人が、その不文律を許容しているのか反対なのかも、不明だ。

さらに、そういう不文律が通じない人が突然現れる、というリスクはあまり減らない気がする。

「デッドコピーは買いません」「ルールをブログに書くときはコピーされないように配慮します」みたいな条項をどこかに「宣言」として書いて、賛同者がそれを採択するという形で、主張のプレゼンスを高めていくのがいいのではないだろうか。