無学無教養な30代ですこんにちは

「10代のうちにこれを読んでいないと恥ずかしい本」というのは、経験的に言って、まぁあるでしょうね、と思う。私なんてそういうものを読んでいないからこの体たらくなのであって。
でも、本当にみんな読んでないことを恥ずかしいと思うんだったら黙って読んでるはずだし、世の中はもっとよくなっているのではないかと思う。
そのあたりを引き算して、教養ある人の挙げる必読書リストを見ると、あぁ、この人は「読んでいないと恥ずかしい」、と、外に向かって大きな声で書きなぐらないといけないんだなぁ、という感想が残った。
この本たちを読んで私はこんなふうになったよ、といったことについて、ちょっとばかりの説明があると、へぇそうか、という気もするけど、全然説明がないと、もうこれはほとんど:

という、サブカルチャー趣味の人の鬱陶しいおすすめと大してかわらない。
初対面とかでこういうこと言われると、控えめに言っても困惑する。えーと、おれとあなたは初対面のはずですが、やればわかる、っていうのはどういう理由でおっしゃってるんでしょうか。「おれはこれが気持ちよいと感じるから、これが気持ちよいように自分をチューンすれば、おれと同じような楽しみ方ができますよ」ならわかるけど。

それから、10代のうちに、というのはよくわからない。何歳からでも始めるのは自由だと思った。年をとって教養の重大さに気づいて、遅くはじめてしまったゆえに間に合わなくて途中で死んであら残念でしたね、ということはあるかも知れないけど、それはまぁ、自分の問題だし、人と比べたりはしないかな。それに「間に合う」ってあるのかどうかもわからないし、適当にやりたいです。