日記

午後からこじんまりとボドゲ。その後ごはん。通された部屋(物置や布団部屋ではないとのこと)が、全体的に2度ほど通路側に傾いており、酒に弱い私は平衡感覚を失いそうに……大げさです。

自分が「腹が立つのは技術的なところに原因がある、と言っているバカ」の一員という箱に入れられているらしい、という話を聞いた。あの話では私は一応言葉を選んで、「すべての立腹の要因が技術的なものだ」とは言ってないし、腹を立てることが間違ってるとも言ってない。「立腹が技術的な対応で目減りするのであれば、そのお怒りは本質的ではないのでは(=本質的でない部分は<なんかいらつく>という感情論なんだから、それにもっともらしく理屈つけてなんか言うの、かっこわるいですよ)」という書き方をしたつもり。話をしていて、一瞬腹が立ったが、別に怒る理由などなかった。それぞれの言葉の通じるところで話すしかないのだし、私だって「ブログのネタ」なんて言葉づかいの人を一瞬でどこかの箱に入れてしまえるのだし。

飯を食いながら、直前まで読んでいた『春にして君を離れ』に関して熱く語りつつ、未読の人におすすめする。主人公のイタさの人ごとではなさ(この本は、読み始めると積んどくにしておけない)、<信頼できない語り手>ミステリとしてのおもしろさ、次はどの蛇の箱を開けて自分を追い込むのかという興味、など。でも、女性がこれを読んだときの「怖い」という感覚は、どういうこと、なんだろう……。