「春君」を総括する
- あれは小説ではなくて本なんだよ
- すごく高尚な胸焼けの薬
- この先何度も読むことだろう、というのは、「使うだろう」というのに近い
- おれがハヤカワNVを貰ったままでおさまらず、もう一冊買ってしまったのも、モノとしての商品性を確認したかったからなのかも
- 結末の書き方はもっとなんとかできたのでは(あんなに直接的に書かなくても、もっと別のやり方で、小説的な感動を与えることができたのでは)
- 誰が読んでも自分の現実と重なりすぎてしまう問題。それって<ほんとうにあった身内の冠婚葬祭怖い話>みたいなコンビニ売りの消費財みたいなものと区別つかないんじゃない?(小説としての感動とは違うんじゃない?)
など。