一寸の虫のロジック

たとえばある事柄に対して自分と全く意見が合わず、合わないばかりか、この人はどうしてこう幼稚な発想しかできないのだろうかという人を軽蔑するようなことはあるわけだけれど、そこからすぐに人柄そのものを幼稚であると断定することはできないのだし、どのような人でも何かの論理をもって行動しているわけだし、論理が幼稚であるという相対的な評価は、そのまま自分にも当て嵌まる。
だから「あの人は間違っている」という場合それは「あの人のあの考え方は間違っている」の域を出ることは稀で、そこからあふれたものは「私は正しい」または「君は正しい」という補強や肩入れに回らざるを得ないのであった。