今日の再生 (おろち)
おろち (2008, DVD)
木村佳乃と中越典子の顔を見る映画。中越さんはいろんな顔ができて、おきれいですね……。ちょっとYouTubeで検索したけど、ふだんから発声がいい……共演者とよく仲良くなられるそうですが、確かに芝居以外であの声を出されたら、男性はどうかなっちゃうと思う。
谷村美月の緊張して無表情な感じも、たしかに「おろち」を実写にしたらこうかも、と思えて、悪くなかった。
原作が楳図かずおだから、ストーリーがフワフワしてるのは脇においといても(ラストは「ユージュアル・サスペクツ」級に驚き*1です)、楳図かずおっぽい雰囲気は感じられた。しかし微妙に乗れない。
自分の感受性は、漫画そのままのゴシックよりも、味付けされてわかりやすくなった「なんちゃってゴシック」のほうに、親しみを感じるようになってしまっているのかも知れない。(「ドラキュラ」より「悪魔城ドラキュラ」であるように)
もうちょっとちゃんと観れば、気付くところもあるかも知れない……。女優の顔ばかり見ていたけど、丁寧な映画だとは思った。
54点。
*1:「えぇ、勿論そうですよね」という感想を抱くという意味で