1月に観た映画のまとめ

1 ノルウェイの森 「不条理に翻弄されてブチ切れ」というライドとしていいものだと思います。松山ケンイチと一緒になって声を立てずに絶叫すべき。そして映画館を出たら、寒空の下、黙々と歩くべき。映画としてはたぶんもっと下。
2 ソーシャル・ネットワーク ちょっともっかい観させてください……
3 小さな村の小さなダンサー 今月のオタ女子向けおすすめ枠
4 リトル・ランボーズ かわいい……につきる
5 ノーウェア・ボーイ ポールの犬顔がいろいろ救ってる気がする
6 リッキー 妻子がいないの私の感受性では、どれくらいの重さでうけとめていいかわかんないですが
7 ストーン 罪も許しもどこにもねぇ、ともっとストレートに言われるとわかるんだけど
8 リミット 息苦しいライドとしていいものだと思います。解決は穴だらけ。

というわけで、さすがに89点はつけすぎだが一回目だから仕方がないよ、の、「ノルウェイの森」が今月のお薦めです。二回目観れば77点とかになる気がしますが……。少なくとも、あぁ、あの小説にはこんなことが書いてあったんだね、という、基本的な読み方が判るだけでも意味あるんじゃないかな。

逆に「ソーシャル・ネットワーク」は再見して評価を上げたい映画。下敷きにされている「市民ケーン」は直後に借りたが観ないまま返してしまったので、300円で買ってきた。本も読みかけ(本の内容はあまり関係なさそうですが……)。そのへん消化を間に合わせてもう一度行きたい。

今月はどれも面白かったです(つまんなくて寝そうになる映画はなかった)。「ノルウェイの森」と「リミット」以外は、熊本Denkikanで観ました。みなさんもっと街中で映画を観ましょう(と、言えるうちに言っておく)。