スコット・ピルグリム vs 邪悪な元カレ軍団

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感想

こういうのを「ビデオゲーム好きな人は楽しめるんじゃないでしょうか」とか言う人いるけど、勝手にそう決められても、そんな面白くはならなんだ。

エドガー・ライト監督の作品は「ホット・ファズ」しか観てないけど、このテンポのよさが身上なのだろうか。

バンド、カナダ在住(なのに生活はアメリカナイズ)、ビデオゲーム、ゲイ、非WASP、あたりのことが全く説明されないまま、ピコピコと話が展開していく。屈折した思いが込められているはずだが、ちょっと日本の田舎に住んでいるおっさんにはハイコンテキストすぎるのかな。

「キムにも手を出す」というだらしなさ(どうしようもなさ)に共感できるなら、主人公が「オタクじゃなくてただのリア充」ではないことはわかる。あと、リア充はバンドなんかやらない。

68点。