葉桜の季節に君を想うということ

『葉桜の季節に君を想うということ』 , 歌野 晶午 , ISBN:4163217207

読み中…残り1/4まで来たところで一休みし…飯を食いながらふと…おもった…あそこに書かれてあった「○○」とはひょっとして「○○○○○」のことを言っているのではないか。慌てて前をちょっと読み返してみたが…あーなんかそれくさい。それくさいよ…まじで…すべてがそれを隠蔽する方向を向いているような気がするよ。

でもなぁ…絶対わからんとか皆言ってるしなぁ…本当だったらやだな…いや…これを…どう料理しているのかというところに気をつけて読めばいいか…

…というわけで読了。隠蔽の技術というかネタが超細かいです。必要以上に自然を装って書かれているところに気づいてしまったわけだけど、自然さと細かさは異なることなので。細かさに限っていえば、いままで読んだなかでは「時計館」なみかも。巻末の補遺には「それもか!」と笑った(絶対に話を読む前に読んではいけない)。
おれもそれなりにミステリずれしてきたようです。この話は脳内でAとBを二重写しにしながら読んで楽しむものだと思った。


あと、昌午ではなくて晶午というのが、おれ的にミスリードでした。最初感想を検索したら、漢字を間違えてふつーの感想しかヒットしなかったので…。