準備

まず最初にどういう方向で考えを進めるか。

考え方

  • 「価値」→「原則」→「利害」→「ルール」の順に細分化されているものと、考えてみる。
    • 理由のない、ルールの押しつけが問題になる
    • それぞれは結びついていて、全てのルールは遡っていけば、価値に合致していることが理想。
    • これらを導き出す順番にはこだわらない。
  • レイヤを飛び越えた解決を避ける。「ルール」を設定するのにいきなり「価値」を持ち出さない。それぞれのレイヤは、下のレイヤが解決不能になったときにのみ、参照されるべきである。
    • 「ルール」が膠着したら「利害」を参照して解決を試みる、それが駄目なら「原則」、「価値」の順に辿ること。*1

「利害」というレイヤを設定する理由

  • 極力、問題を外部化しない。=「アホのやったこと」と言わない。
  • どういう主張からそういうことが起きたか=その行動を起こした人がどのような「利害」を持っているか、について、整理する。
  • 逆に、問題に対してルールを適用しようとするときも、「それがはてなの理念だから」といったことを極力言わないようにする。
  • 対立する利害関係を完全に調停するルールを作ることは不可能だが、配慮できるものについては配慮する。
  • ある「利害」を持っているユーザに全く配慮しなかったことが、「穴」を作り、問題(あるときには攻撃)の対象になったという認識。
    • すべての人の言うことを聞かなければいけないということではなく、形式的にでも、目配りをしているということが重要

構成(案)

本当は順番に確かめたほうがいいのだろうけど、一部しか書けません。

  • トラブル群のチェック。どのような利害を主張しているユーザがいたか。
  • 「価値」←「原則」←「利害」を帰納的に確認
  • 「利害」→「ルール」の検討。あるいはさまざまなルールのアイデアが「利害」をどのようにカバーできるか。
  • 「ルール」の手続き的な側面。

*1:とくに、「はてなの本」での近藤さんのコメントを「原則」「価値」として持ち出して、利害を超越してルールの問題を解決することなど、警戒したほうがいいと思います。