というわけで

読了。
…オチがない…ひどい…まさにおいてけぼりです…
合理的な説明もできなくはない(もちろん偶然は偶然と処理して)が、それは小説に書いてないという…『ケルベロス第五の首』が好きな人向けかもしれません…。
ラストでメルカトル鮎があらわれるのは、これが烏有の内面を描いた小説ではなく、ミステリとしての合理的思考が存在する、ということを言うためですね…「さぁ、ここからはシンキングターイム」みたいな…非常に意地が悪い…。
検索して「あぁそういうことか」と、ネタは理解しましたが、その仮説をトレースしながらもう一度読むかは微妙な感じ…。でもそれやんないと意味ないかも。
以下、話の内容に触れる(ネタを割るつもりはありませんが)ので「続きを読む」にて。
最後の一言と、それまでの話から(自然現象は「偶然」で処理)想像で補えることとして:

  • 烏有は何故選ばれたのか
  • なぜ生活のための部屋が余計にあるのか
  • 試験でパスしても無理なのに高2

チェック事項として

  • その他、「勝手な」烏有の解釈で曲解されてしまった全員の発言
  • 冒頭の黄色い瞳の少女の意味

みたいなことがあります。