サークルについて

自分にとって、サークルっていうのは、何かをする共同体みたいなものではなく、ある方向に趣向が偏った人と出会って、自分の活動をいろいろやりやすくするための「枠組み」でしかない。

そういう場所で、人材を見つけてヘッドハンティングして、自分の好きな面子と、小さな集まりを開いて、自分の好きなことだけやる…っていう戦略を取っても、その先長く保つとは思えない。

だから、そんなことは、やらない。

やらないが、それらを両立させるようなことは、考えてもいい。

人が複数人集まって、活動することがあれば、自分はそれは小規模なサークル活動だと思っている。ボードゲームで言えば、卓がひとつ立ったら、それをミニマムなサークルの単位と呼んでもいい。そういう小さな活動の生成消滅が、大きな枠組みのサークルを作っている。

利己的な言い方をすると、大きな枠組みとしてのサークルっていうのは、機会と人材というリソースを提供してくれてるだけなわけだ。そこで出会った人といろいろやるのは、サークルの趣旨に反しないかぎりは、自由。趣旨がはっきりしてるのであれば、別サークル活動としてやったって、いっこうにかまわない。そのかわり、枠組みとしてのサークルには、自分が出来ることを何かする。

つっても、ボードゲームの場合は、集まりに来て、遊んでればそれでいいので、話は簡単だ。

ちょっと話は変わる。

ゲームサークルで

  • 「自分が買った新作ばかりやりたがる人」
  • 「評価の定まったゲームができればそれでいい人」

の間で、対立があったりする(もちろん面と向かってそういうことは言わない)。

この人たち*1がどっちを向いて怒ってるのかわかんないけど、自分のプレイスタイルはこれこれこうだから、と先に言って、お互いその折り合いのつくところで遊べば、それでいいと思うんだけど。どうなんだろう。なかなか言い出せないものなんだろうか。

すくなくとも、「コミュニティ」が何かしてくれる訳じゃない。

*1:後記:個人的な傾向としては新作やりたがりだが(なぜなら自分で買っているから)、一応両方例示した。どちらかの立場を理解できない、ということではない