田舎というか方言

直接関係ないけども、最近地元のローカル局のCMが気になる。

  • オイて、オイて(ねぇ、ねぇってば)
  • ハイて(何ですかってば)
  • ハイててあるかヌシャ(何ですてってばって言い方があるかお前)。まぁええたい(まぁいいでしょう)

みたいな会話を、蟻やダニのような小さい生き物が交わすというもので、見ていてほほえましさを感じるレセプタがオレには欠けているみたいだ。本当にそういう方言丸出しの熊本の人がいるのか、どこにいるのか、よく知らないが、実際こんな人ばっかりだったらオレは怖い。まだ会話もはじまってないのに、人の口の利き方に対して、即時マジギレしているように聞こえる。聞こえるというか、実際ちょっとカチンときてることをそのまま口にだすのでこういう言い方になるんだけども。熊本の人は言葉遣いがカーネルに直結しているものとして、自嘲気味に表現されているのだろう。

追記

読んだはずだが『三四郎』にこういうことが書いてあったみたいだ。

「熊本より東京は広い。東京より日本は広い。日本より……」でちょっと切ったが、三四郎の顔を見ると耳を傾けている。
「日本より頭の中のほうが広いでしょう」と言った。「とらわれちゃだめだ。いくら日本のためを思ったって贔屓(ひいき)の引き倒しになるばかりだ」
 この言葉を聞いた時、三四郎は真実に熊本を出たような心持ちがした。同時に熊本にいた時の自分は非常に卑怯(ひきょう)であったと悟った。

…。