「団塊Jrの親子がボードゲームを買う」というのはおれ近辺ではかなりフィクション

元ゲーマーだとかで結果的にそうなってるというケースはあるけど、野球盤と間違えておもちゃ屋で「カタン」や「チケット・トゥ・ライド」を買うとか、ちょっとありえないから。

つか、「団塊Jrがオタク二世育成のために親子でコミュニケーションをはかろうとしている」とかいう、新聞日曜欄的な状況認識そのものが、事実無根のブックという感じも、若干いたしますけどね。

  • A.「野球盤」「人生ゲーム」なんかに絡めた30代が懐かしがるものブームという結論前提で、新聞テレビの人が取材しにくる
  • B.マニアは、そういうずれたまとめでも取材はありがたいから方便で合わせる
  • A.あ、そうなんだ、それでいいんだ、と、方便で合わせた説が強化される
  • B.以下ループ

で、まぁそれはいいんだけど、そもそも最初に「団塊Jrが野球盤や人生ゲームを懐かしがっている」と言い出したのは誰か、というと、(陰謀論脳を発揮させれば)それはメーカーの企画会議かもしんないわけですよね。

団塊Jr世代に売っていきたい」を「団塊Jr世代でブームのきざし」にして一本雑誌記事を書いてちょ、とか、その線で取材してちょ、とか言えば、最初のきっかけなんてすぐできちゃうんだし。そこから後は、いまどきボードゲームっぽいものをやってる珍しい人たちを探し出して、その人のイエスをテコにして「ここに実際やってるひとが居ます」って記事を書けばいいから簡単です。

ところで、一度ここに書いたかも知れないけど、聞いた話ではテレビの取材でボードゲームのこと取材に来られたとき、うちらはこういう活動をしてます、と説明したにもかかわらず「すいませんが人生ゲームをプレイしてるところを撮影させていただけないですか」と言われたところもあったらしいですけど。あー裏はないですし、それが本当だったとしてもそういうふうに言った取材側の人の真意もよくわかんないですけど(単にチャッチャと取材を上げたくて、そういうまとめに合わせたかっただけなのかも知れないし)。