書きにくさについて 2

辛辣


昨日の続き。

つまり、歳をとると、自分の言葉の通じる人が減っていく(年齢が高いほど、リテラシの幅が広がるのでそれだけ一人の周囲の<通じる>密度は疎になる)。言葉を換えるなら、歳を取るほど孤独になる。

ブログで言い合いになるとき、当事者が持っている、いろんな属性は武器(あるいは非難の対象)として使うが、年齢の話は、あまりしたがらない。

年齢の話題は、礼儀その他に結びついたムラ社会的価値観に結びつくから、忌避されているんだと思うけど。

でも、歳をとると読み書きにおいて孤独になる*1ということは、礼儀とはあまり関係ない。リテラシ空間的には、歳を取っているというだけで、若い人にくらべて孤独であり、ひとしく気の毒、という見方ができる。

「私は**(という属性)なんだよ、斟酌しろよ」が許されるのであれば「私は**歳なんだよ、斟酌しろよ」というのもあるのかも知れない。

斟酌、というか、相手に自分の言葉が通じるとか期待しすぎないようにしろよ、というか。

*1:日本語が変だけど