最近読んだ本(暗黒館の殺人,リピート)

50字は無理なので、100字感想でやってみよう。

暗黒館の殺人
冗長な物語を抜けるとそこは見たことのあるオチだった。オチ自体はどうでもいいしすぐ判る。燃やすために木を植えるという根性と、これでもかと張られた伏線をつぶさに指摘するさまを、ほのぼのと眺めて楽しむのが吉。(7)
リピート
▲と思ったら■だった、という叙述トリック。ただし書評や帯のレイヤーで。読みながら一緒にカツ丼ふいた。SF的屁理屈も忘れておらず、ダレずに最後まで読めた。ネタの為に人物造型を合わせている感じにはやや萎える。(7)

暗黒館の殺人(一) (講談社文庫)

暗黒館の殺人(一) (講談社文庫)

リピート (文春文庫)

リピート (文春文庫)

あーあと、『イニシエーション・ラブ』と二作しか読んでないからかも知れないけど、話の駆動力が嘘とセックスと打算ばかりで、なんか砂を噛んでる感じがした。こんなんばっかなのかな?