いろいろメモ

ホームズ二題

日曜の雑談より。

  • 数学ガール』と『シャーロックホームズ』は構造上同じという持論。ホームズを、本格ミステリの方向性が定まる以前に生まれたキャラ小説=ラノベ(同時代的にはそういう受容のされかただったのではないかと臆測する)としてとらえるのではなく、萌えの駆動力で謎への興味をかきたてる、プリミティブな何かとして読む。
    • たとえば、ヴィクトリア朝時代のひとびとは、「殺人事件」という現象に能動的に想像力を働かせることができなかったのではないか。それが「名探偵」を要求した。
    • 「名探偵」は非現実の産物だ。けど、「名探偵」が心に棲んでいるなら、新聞記事のおそろしい記述を「謎」として認識することができる。
    • ミルカさんが名探偵であるというのもこの点においてだ。苦痛でしかない数学の問題を、「謎」にしてくれるかもしれない。
  • 二見のホームズゲームブック*1マルチプレイヤーでやる会が開きたいが、選んだパラグラフをGMが朗読とか、それはかなり死にそうなのでやり方を考えたい。本が3冊くらいあればまわるだろうか。
    • いや、そうでもしないと一生積ん読だなと思ったので。

TRPGって消滅しちゃったの?」

GBAのゲームって消滅しちゃったの?」と同じくらい意味がわからない。やってる人が一人でもいたら消滅でもなんでもないだろう。新作の販路がなければ消滅ということなのだろうか。カウントダウンTVで扱ってない音楽は消滅するとか。

しかしここで「まだ生きてるさ」と言ってしまう往生際の悪さがオタの業でもある。うちに旧版の「クトゥルフの呼び声」があって、一度もプレイしてない。でも、まだ生きてるさ。