消滅したサンジョルディの日のかわりに(嗜好品としての短編集:1)

本一般をあげて、「読んでね」というのは、ちょっと重たいけれど、お菓子のアソートよろしく、短編集を贈るというのは、習慣として定着しないもんかなぁ、と思っている。コストパフォーマンスなら菓子の数十倍はありそうだし。

とはいえ普段本を読まない人間なので、かりに贈るとして、どういうものを贈ってよいか、よくわからない。

どうするか。「人力検索はてな」や「教えてgoo」で、おすすめ短編小説教えてください! って募ってみるか……嘘です。フィーリングがあうかどうか、誰だかすらわからない人のお薦めなんて……。

普段から本読みの人の日記をトラックしておくべきだよな、と思えるのは、こういうとき。

仕方ないので、自分が知っている中で「これくらい?」と自分が思う短編集を探して挙げてみて、その本に「はてなダイアリー」内で言及している人の日記を拝読することにしようと思う。

条件

  • なるべく、文庫本
  • なるべく、海外作品(作家推しみたいな感じを避けたいので)
  • クオリティ重視(毒か薬かは関係ない)
  • 「SF読み」「ミステリ読み」を自称していない人でも、まぁ読めるくらい

候補

根性悪そうなものしか浮かばないが、とりあえずこのあたりから掘って行ってみよう。

11の物語 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

11の物語 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

メルカトルと美袋のための殺人 (講談社文庫)

メルカトルと美袋のための殺人 (講談社文庫)

スペシャリストの帽子 (ハヤカワ文庫FT)

スペシャリストの帽子 (ハヤカワ文庫FT)

あなたに似た人 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 22-1))

あなたに似た人 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 22-1))

「あなたに似た人」は、いつだか人にあげたことがある。奥さんの頭が木につっかえる話は、いつ思い出しても笑いがこみ上げてくる(これを書いている今も)。

要するに私は、それを味わった人の顔が、「なんともいえない」ふうに変わるのを見るのが好きなのかも。ボードゲームでもそういうの好きだし。

本に詳しい方のお奨めコメントも待ってます!