実装案

あんまり殺伐系のまね(のつもり)の書き方ばっかりしてるとそれはそれでしんどいので変えます。あと、日記なのでやっぱり下に書く。

上の続き。まぁ議論なんて出尽くしてるよ! って見方はあるかも知れないし、それまでに各自日記上で根回ししとくように! ってことなのかもしれないですが。議論…うーんだから、議論じゃないですね。

要望を見てると、僕など興味の範囲が狭いから「へぇ…こんなこと考える人がいるんだ」とか思う。なんか、オレの知らない世界ですごくヒートアップしてる案件があるんだなー、と。

普通のユーザにとって、?Iっていうのは、そういう、なんかよくわかんない利益集団がたくさんいる世界だと思う。そういうところに「空を自由に飛びたいな〜」とか、思いつきを出すのは、空気嫁プレッシャーをうける。たとえそれが、斬新な思いつきであっても。

「あ、あの…ぼぼ僕の要望って空気読んでないんじゃないですか」という意味で、障壁があるわけです。UIや言葉が難しいとかいう、初心者障壁どころの話ではない。

要するに、全体が見えてないと参加できない。見えてないとすごく孤立無援。

ちょっと角度を変えて例を挙げます。

ふだんから日記でやりとりしている人とはツーカーになっていくから、自然と根回しもその「界隈」で進み、既に見えない派閥みたいなものができます。Xさんの要望にはYさんの同意がつきやすい、とかいうのも、微妙にあるでしょう。現状そんなにはっきりしてるわけでもないし、ヘビー?Ierな人は広く目配りしてるから、問題ではないけど、利益集団同士の意見が拮抗することは、可能性として十分ある。

これが大きくなって、たとえば、素人目に技術的倫理的にちょっと判断つきづらいような、A案B案ふたつが対立したとき、何が起きるか。

…「これが、はてなユーザーを二分する大論争を引き起こし、はてなの決定に失望したA派が大量に流出」とか、どっかよそに得意満面に書かれるようなことが、起きたりして。

…ふん。

…えーと。現行の?Iのシステムっていうのは、「どっちにするの?」って数を集めて、ユーザの間で、ポイント集めて運営者の気を引こうとする、っていう仕組みなんだけども、これはユーザー同士の消耗戦なわけですよ。

そういう、父なる運営者に見て貰うためにユーザ同士たたき合ってる(ポイントを使ったレースゲームだって間接的たたき合いです)、っていう状況ができていく*1、っていうのが、個人的に気持ち悪い。もーね、アイデアへのマイナス投票案とか、えーなにそれーって感じですよ。なんでユーザがユーザの案にマイナス付けるのよ。*2

そこは一致団結…とはいかないまでも、ユーザ同士で「アイデア」を現実的なものにしていくべき、なんじゃないんでしょうか。

ハァハァ。

で、実装案なんですが、アイデアを割ったり、つなげたり、リンクさせたりする機能が増えてほしい。

  • 「よくわかんないけどこれと似てるかもよ〜」というリンク(pro)
  • リンクを辿って、そのアイデアにぶら下がってる議論を読んでくと、その界隈の事情がなんとなくわかる(空気嫁プレッシャーを低減)
  • 反対かも知れない、というアイデアには、対案を書いて、リンク(con)
  • 見てる人が「なるほどー、これとこれは対立してるのかー」みたいなことがわかる。

つまり、議論したいんじゃなくて、アイデアの網の目を渡るみたいな方法で、いろんな「界隈」の話に詳しくなる人が、増えて欲しいってことです。一部のパワーユーザが知識量で圧倒して、わけがわからない人に、空気を押しつけてしまうのではなく、知識と知識のつながりをたどって、わからない人が、わかりはじめる仕組みを、漠然と考えてます。

関心空間みたいな感じかな。

関連(と勝手に自分で思った)

*1:otsuneさんがhttp://d.hatena.ne.jp/otsune/20050615/p1で「はてなユーゲント」って言ってるのは的確だと思う

*2:って、マイナス投票案にオレがマイナスを付けて…うっせ論理で遊ぶな