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今週の読了

右翼と左翼 ウェブ人間論 技術の伝え方 臨機応答・変問自在 小説読んでない。 『臨機応答〜』は、家のどこかにあったような気もする。しかし読んだのはたぶん初めて。

今週の読了

斜め読み以外はどれも読み切ってない。新書もちゃんと読んでないな…。

今週の読了

『ミステリーズ』,山口雅也,ASIN:4062638290 『さよなら妖精』,米澤穂信,ASIN:4488451039 『七王国の玉座 上』,G.R.R.マーティン ,ASIN:415208457X あぁ、古いISBNはISBNと呼べないからムニャムニャ、なのか。七王国は一冊目も最後まで完読していなかったこ…

「かわいい」論,四方田犬彦,ISBN:4480062815 まとまっているわけではないが、刺激的な内容でとても面白く感じた。書き方の問題なんだろうか。個別のことがらを抜き出してもっと論じれば切ない感はアップするけど、そうしてないところとか。 「かわいい」の起…

銀河ヒッチハイク・ガイド

銀河ヒッチハイク・ガイド (新潮文庫)作者: ダグラス・アダムス,風見潤出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1982/12メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 4回この商品を含むブログ (45件) を見る銀河ヒッチハイク・ガイド (河出文庫)作者: ダグラス・アダムス,安原…

『ラッシュライフ』,伊坂幸太郎

ラッシュライフ (新潮文庫)作者: 伊坂幸太郎出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2005/04/24メディア: 文庫購入: 12人 クリック: 133回この商品を含むブログ (805件) を見るなんか鞄に入れていたので読んだ。んむ。こう、このまとまりの良さが、好きになる前に小…

『拷問者の影』,ジーン・ウルフ

g:bookにまわすほど読んで感想というシーケンスがつくれない。ゲームみたいに週に数個のオーダーで何か書くようになれれば、グループで下書き→書き足りない場合はこっち、というのがまわるんだけど。それはさておきウルフ。もう5回目か6回目かで、自分が本当…

北森鴻,『共犯マジック』,徳間書店,ISBN:4198921393

(http://book.g.hatena.ne.jp/mutronix/20041020#p3 より)うーむ。昭和の現代史(北野武主演で映画やドラマになるような感じの)に興味がある人なら楽しく読めるのかな。虚実の合間を縫うように編まれた連作短編。精密につくられたパズルのピースが埋まって…

『チルドレン』,伊坂幸太郎

ISBN:4062124424 昨日買って読んでいた伊坂幸太郎『チルドレン』を読み終える。短編3本目までは調子がよかったが、4,5本目で失速…ただの洒脱なお話集になってしまったような。ラストは投げっぱなしということですか。それとも「殴った」という事実がああいう…

『奇術師』,クリストファー・プリースト

『奇術師』,クリストファー・プリースト,ハヤカワ文庫,ASIN:4150203571 それで思い出した。『奇術師』をミステリ/SF/ファンタジーのどの括りで読んでいいか判断に迷う、というよりそういうジャンル意識ではあまり読まないのでどうでもいいのだが、自分のなか…

蹴りたい田中

ドトールで流し読み。今回全然わかんないよ! なにこれ! 下の「特殊能力」という文字の並びを見て今突然この人の本のことを思い出した。というのも、こんなに細かいネタをいっぱい並べて、田中啓文は殊能将之みたいになりたいのじゃないのか。とちょっと昨…

どんどん橋、落ちた

『どんどん橋、落ちた』 , 綾辻行人 , 講談社文庫 , ISBN:4062735725最初の二編を読んで期待したコースからは外れ。「どんどん」つうくらいだから、どんどん縛りが増えていって、最終章でにっちもさっちもいかなくなった作者が発狂していく感じのマゾ本格か…

憲法と平和を問いなおす

『憲法と平和を問いなおす』 , 長谷部 恭男 , ISBN:4480061657 , 筑摩書房 内容感想自分が読んでいて楽しくなってくる解説書というのは、とても性向がはっきりしている。自分には「事実」を読み解く力がないから、「事実」に乗っかってあたかもそれが「原則…

『ヨットクラブ』読了。やはり「タイムアウト」がずば抜けて面白かった(笑えた)んだけど、他とあきらかに趣向が違う。他のも「異色」の名に恥じない傑作ぞろいだと思うけど、人によっては、「タイムアウト」を読むためだけにこの本を買うことになりがちで…

しかしこのdoneというのもヘンだな。唐沢俊一(さん)の日記の「アゲ」みたいな感覚なのだけど。愚図を直そうと思って手元に積んであった本を手に取り、片づけようと思った。でもそれがミステリ小説というところが愚図の愚図たる所以。 『人形式モナリザ』,…

『狂骨の夢』,京極夏彦,講談社,ISBN:4061818449 実家に置いて読みかけになっていたのを、もう一度最初から通読し、こんどは読み終えた。やはりこの人の辻褄を合わせるための風呂敷を広げる能力はすごいと思いました。ミステリとしてそれ以上の評価にはなりに…

『キリスト教の歴史』,小田垣雅也,講談社学術文庫,ISBN:4061591789 『デカルト』,野田又夫,岩波新書,ISBN:4004120225 デカルトが偉大なのは、自分の第一原理を探す旅に出る前に、その間も自分が生きなければいけないことを理解し、「セーフモード」として自…

『ホッグ連続殺人』,ウィリアム.L.デアンドレア,早川文庫,ISBN:415073951X

海外ミステリは、「ミステリ・ハンドブック」のリストの、上のほうから読んでいる。 うーむ。またもや「本格ミステリ」を「ふつうの小説」を読むような気持ちで読んでしまって損した。最初から、<本格度>が判っていれば、漠然とした予想を真面目に裏付けし…

『夏のレプリカ』,森博嗣,講談社文庫,ISBN:406273012X

T大学大学院生の簑沢杜萌は、夏休みに帰省した実家で仮面の誘拐者に捕らえられた。杜萌も別の場所に拉致されていた家族も無事だったが、実家にいたはずの兄だけが、どこかへ消えてしまった。眩い光、朦朧とする意識、夏の日に起こった事件に隠された過去と…

『Xの悲劇』,エラリィ・クイーン,早川文庫

ロジックの組み立ての面白さは『Y』よりこっち。『Y』はあまりにレーン(探偵役)がホームズ的に突っ走った推理を行っていて、最後の謎解きでは、ややもするとついていけない部分があったが、先に『X』を読んで肩慣らしをしておけば、館で起きる連続殺人…

『猫の地球儀 幽の章』,秋山瑞人,電撃文庫 なんというか、ふつう。技術の限界に向かって「でも、やるんだよ!」という心意気が、この話のテーマだったとしても、その技術の描写が人間的なので、読んでいる間、ちょっと気を抜くと登場猫達が人間らしく見えて…

『猫の地球儀 焔の章』,秋山瑞人,電撃文庫,ISBN:4840213887 後半どんどん面白くなった(クラークぽい)が、前半の格闘技のつかみは必要なのだろうか。うーん。不器用な生き方のぶつかりあい? よくわからん。どうもおれは、登場人物の『想い』や『生き方』を…

Z-ONE

『友情』,武者小路実篤,岩波文庫,ISBN:4003105044 『暗いところで待ち合わせ』,乙一,幻冬舎,ISBN:4344402146 乙一の長編を読んだのは初めて。角川ホラー文庫の短編で、限定された状況を書くのが巧いなぁと思っていたが、そういうのがこの人の資質なんだろう…

『永遠平和のために』,イマニュエル・カント,ISBN:4003362594

『幻惑の死と使途』,森博嗣,講談社文庫,ISBN:4062730111なんかオレ、だんだん森博嗣のこと好きになってますヨ、先生! 明らかに読んでて一喜一憂する瞬間が増えたというか。もはやミステリはどうでもよし。<理系>ミステリとかもどうでもよし。 ラブコメへ…

『新書百冊』,坪内祐三,新潮選書

『蝉の女王』,ブルース・スターリング,早川文庫 『ドリームキャッチャー 1』 『ドリームキャッチャー 2』 ちょっと期待したが、やっぱりいつものキング節に収束していくのだろうか…。『図書館警察』の残念感がふたたび(最初あんなに怖いのに、最後鼻糞丸…

『競作五十円玉二十枚の謎 』ISBN:4488400523

ほぼ読了。おれはこの「ほぼ読了」というのが多い。感想は…うーん、自分でもこういうので遊んでみたいが、いきなり走るとばっちりアキレス腱を切ってしまいそう。「そうきたか」を味わうための準備運動が必要だな。

マイアミ沖殺人事件,D.ホイートリー(著)/土屋政雄(訳),中公文庫,ISBN:4122013682

チンタラ読んでたのをやっと読了。時間がないわけではないのだが…本邦初の、調書、供述書、写真、証拠品といった、「捜査資料」だけによるミステリ。 文庫になっているとあまり驚かない。写真や証拠品がおどろおどろしいが、それは単なる<文体>の違いでし…

『家に棲むもの』,小林泰三,角川ホラー文庫,ISBN:4043470053 「ホラー」なのでかならずしもオチや辻褄あわせが必要でないことは判っているが、どうしてもこの人の短編だとオチを探してしまって、あれ終わり? と拍子抜けしてしまうこともしばしばある。オチ…