movie

博士の異常な愛情

今月4本目。こんなんも数えるのか…そもそも熊本は話題作でもシネコンでかからない奴は数ヶ月遅れて来るから、観る時期はあんまり気にしないことにしてる。とはいえこれは。地元フリーペーパーとの連動企画で梶尾真治さんのおすすめでかかってるのだが…。 チ…

キック・アス

今月3本目。 info (tbd) cast (tbd) 感想 全体的に「スパイダーマン」なんだけど、暴力に対するスタンスが面白い。「タクシードライバー」「マトリックス」をうまいこと使ってるな…と思いながら観てた。 劇中「スパイダーマン」のテーマ=「大きな力には大き…

クレアモント・ホテル

今月1本目。 info title クレアモント・ホテル -- year 2005, アメリカ、イギリス -- director ダン・アイアランド -- cast パルフリー夫人 ジョーン・ブロウライト -- ルードヴィック・メイヤー ルパート・フレンド 「ヴィクトリア女王・世紀の愛」「縞模様…

ボルベール〈帰郷〉

今月2本目。Denkikanでやってる名画イベントで、800円で観た。いってもそんなに古くない。 info (tbd.) cast (tbd.) 感想 気合い入れずに書く。 最初、ちょっとぼんやりしていたら話が全く見えなくなって心配したが、重要人物は何度も出てくるので心配ない。…

1月に観た映画のまとめ

1 ノルウェイの森 「不条理に翻弄されてブチ切れ」というライドとしていいものだと思います。松山ケンイチと一緒になって声を立てずに絶叫すべき。そして映画館を出たら、寒空の下、黙々と歩くべき。映画としてはたぶんもっと下。 2 ソーシャル・ネットワー…

リッキー

8本目。月8本でも年間100本行かない……まだ「映画でもいっとくか」というペースではあるので、もう少し余裕はある。しかし一本平均1,300円で見てるとして……考えないようにしとこ……。 staff 監督 フランソワ・オゾン 「しあわせの雨傘」「エンジェル」 脚本 フ…

リミット

今月7本目。Twitterやはてなブックマークなんかで以前「おもしろそう…」とちょっと評判になっていた。 info リミット(Buried, 2010) Cast/Staff Name Note 監督 ロドリゴ・コルテス - ポール・コンロイ ライアン・レイノルズ 「アドベンチャーランドへようこ…

リトル・ランボーズ

今年6本目。この数字は年トータルだと、ちょっと観られなかったときに再開しづらいので、月ごとにリセットしたほうがいいよな。というわけで今月の6本目。 info 監督 ガース・ジェニングス BlurやFatboy Slimのミュージックビデオなどのキャリアのある監督と…

ソーシャル・ネットワーク

今年5本目。(tbd) 感想 生き馬の目を抜くようなベンチャービジネスの世界。そういうものだよね、と思って観ているから、友人との間で裁判になっても「うーん、まぁ、よくあることなんじゃないかな……」という感想になった。映画としてすごい盛り上がりがある…

小さな村の小さなダンサー

今年3本目。 感想 なんか中国の村出身のダンサーががんばって泣いたり喜んだりする話なんだろ……?と思って観た。その通りだったが、これはよくできてる。ノンフィクション(自伝)を元にした映画。中国共産党に批判的な内容(毛沢東を「ミャオ」と呼んでから…

ストーン

今年4本目。 クレジット 監督 ジョン・カラン 出演 ロバート・デ・ニーロ、ミラ・ジョヴォヴィッチ、エドワード・ノートン、フランセス・コンロイ 内容 ジャック(ロバート・デ・ニーロ)には、若い頃妻に逃げられそうになり、娘を盾にそれを避けたという過…

ノルウェイの森

今年2本目。 観る前 本を読まなくなってずいぶん経つが、私の年代にとって村上春樹は「ノリで読めるなんか意味深なことが書いてある作家」として重宝した作家ではないかと思う。ハードカバーが講談社文庫に落ちるのを待って、買って読んでいた。そのときの「…

ノーウェアボーイ

生みの親と育ての親の間で苦しむジョン・レノンが、音楽に出会い、クオリーメンを結成して人間としても成長していく姿を描いた映画。 気になるところメモ イギリスの若者・文化状況 黒人音楽とイギリス プレスリーとイギリス wikipedia:クオリーメン 57年の…

今年観た映画を振り返る

観た直後の点数はあんまりあてにならないので、もう一度今の気分で並べ替えてみた。逆に、並べ替えすることで評価をねじ曲げている部分もあるかも知れない。記憶に新しいものが評価高いこともある。でもだいたいの順番をつけるとこんな感じ。「金返せ!」や…

トロン・レガシー

28年ぶりの新作。前作はこのあいだDVDで観た。主演のジェフ・ブリッジズは「クレイジー・ハート」ではでっぷり太った動きの緩慢なおじさんになっていたから、どうなんだと思っていたけど、今作でもそれほど違和感はなし。いろいろとおかしなところは多い。プ…

ベンダ・ビリリ もうひとつのキンシャサの奇跡

キンシャサで暮らす障碍者のバンドの、結成からヨーロッパツアーに至るまでを撮ったドキュメンタリー。http://wiredvision.jp/news/200902/2009021920.html障害というのはポリオの後遺症で、メンバーの多くは脚の自由がきかない。かれらの移動は、手でペダル…

彼女が消えた浜辺

イランの映画。とても現代的。想像していたような社会派じゃなく、状況の限定された舞台劇に近い。イスラムの女性の置かれた立場を描いているとはいえ、話の構成は「これ別に、イラン映画でなくてもいいんじゃ…」と思える内容。それだけ普遍性があるエンター…

ぼくのエリ 200歳の少女

邦題が子どもの恋愛もののようになっているが、これは悪の誕生についての映画だと思った。主人公は何も最初から変わってない。観た感じは「ゴールデン・ボーイ」や「ブラジルから来た少年」に似てる。おそろしい…。原題は英語に訳すと「Let me in」でいいの…

メッセージ そして愛が残る

人の余命が見える男に出会った男の話。非現実設定は「余命が見える」ところに最小限に抑えて、あとは芝居で見せる。主演はロマン・デュリス。ジョン・マルコヴィッチが終末医療の医師を演じる。彼が現場で関わっている、難病に冒された少年が、絶望しながら…

フェアウェル さらば哀しみのスパイ

「実録・仏ソスパイ戦」といった内容。 観た後、ちょっとこれは事実関係を知らないと…と思って、下敷きになった本は買った。点数をつけるほど理解して観てない。さらば、KGB―仏ソ情報戦争の内幕作者: ティエリウォルトン,吉田葉菜出版社/メーカー: 時事通信…

パリ20区、僕たちのクラス

間があいた。パリの下町の中学校で、フランス語の教師が赴任してからの数ヶ月を描く。これはドキュメンタリーではなく、子どもたちは皆役者である。「中学生日記」みたいなもの。会話のぶつかりあいが圧倒的。外国語で見ているから「らしく」見えるだけなの…

シングルマン

これも間があいた。時代は1962年、キューバ危機のアメリカ。イギリスから英文学を教えるためにアメリカの大学に来ている主人公が、16年連れ添ったパートナーを喪い、絶望の日々を過ごすという話。冒頭、「今日を生き抜こう」と主人公は自分自身に言い聞かせ…

あの夏の子どもたち

家族を愛する映画プロデューサが、会社の資金繰りがうまくいかなくなって自殺する。残された家族は、父が本当に自分たちを愛していたのか確かめるように、生活を続ける。残された長女のけなげさが、泣ける。父親が関わった「正直よくわからん」映画も、ちゃ…

ゾンビランド

「ザ・ロード」の直後に観なくてよかった。刺身とフィッシュアンドチップスを続けて食った気分になっていただろう。ビッグゲストが楽しい。67点。

瞳の奥の秘密

アルゼンチン映画。今年のアカデミー賞外国語映画賞。25年前の殺人事件のことを小説に書こうとしている、元検事補の男が、かつての上司であり、今も現役で働く女の元を訪れる。小説にしたいんだけど書き出しがわからないんだ、と切り出す男は、事件当時、女…

華麗なるアリバイ

「最大のアリバイは……**だったのだよ」な、なんだってー!……という、サスペンスに言葉でオチを後付けする感じの、言った者勝ちミステリ映画。ミステリ小説の映画化ってこんな感じのが多いのは何故だろう。貶すわけではなくて。冒頭の情報量で観客を引き込…

十三人の刺客

痛快時代劇。時代劇? うーん……。前半。意図的なことなのだろうが、役所広司の現代劇くさい芝居と、松方弘樹の遊び人まがいの喋りを、平幹二郎と市村正親が必死の芝居で抑えるという構図。後半は盛り上がる。ボンクラ語で言うと、アガる。前半浮き気味だった…

ザ・ロード

私の見たかったゾンビ映画。今まで見たどのゾンビ映画より息が詰まる。家庭を持っている人なら、私よりも没入できると思う。没入というか、見始めて「あぁ、これはゾンビ映画として理解すればいいな」と、ホラーやSFの認識フレームを起動できなかった人は、…

猫を探して

ねこ映画なのだ、と思って観に行ったら、映画じゃなかった……。http://www.neko-doko.com/「猫と人間という視点を糸口に、現代文明を素描する」みたいなドキュメンタリー。フランスの映画。水俣病の話題などがとりあげられているので、確かに、かけるなら熊本…

クレイジー・ハート

落ちぶれたカントリー・ミュージシャンが、旅先で女に出会い、深い仲になるが、自分の駄目さが元で失敗してしまい、また一人になり、自分を見つめ直す。という映画。マギー・ジレンホールがいい感じで歳を取っていて、それなりに危なっかしい人格の人、とい…